かわべー半端帖

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2004年 11月 11日

霊感

最初に述べておかなければいけないことがある。
僕は鉄の意志を持った強い人間である。
したがって、誰かに(例えそれが尊敬する牡羊座 B型の女性であっても)
リクエストされたからと言って、アウシュビッツについてやすやすと書いたりは
しないのである。
だから今日のテーマはあらかじめ考えておいたとおり、「霊感」についてである。

世の中に霊感をもつ(あるいは信じている)人はどれぐらいいるのだろうか?
僕は正直、信じないし、霊感なるものを実感したことは、生涯たった一度だけである。
それは、アウシュビッツを訪れたときのことである。
夏のアウシュビッツは、その過去とは対極に、澄み切った青空の下の下にあった。
ピクニックをしに来たと勘違いしそうなほどの、牧歌的な草原の中にその似つかわしくない
収容所は立っていた。重たい歴史という現実に息苦しさを感じるだろうと想像して
いたのに、どこまでも気持ちいい夏の日差しが、感性を麻痺させているのか、それとも
ただただ自分が鈍感なのか…。見学というより観光と言った感じでどんどん進む。
僕は毒ガス室で写真をとっていいものか、一瞬躊躇したものの、
それ以上深く考えることもなくシャッターをおして、部屋を出ようと歩き出した。
そのとき、体を誰か(何かというよりも誰かという感覚)が通り抜けた(ような気がした)。
まるで心臓をつきぬかれた感覚でゾクゾクとしたものがこみあげてきた。
思わず後ろを振り返ってしまったほどで、一気に冷や汗が…。
こんな経験があったからこそ、アウシュビッツは強い印象が残っているけど、やっぱり
普通はアウシュビッツの近くにあるビルケナウ収容所のほうが強い印象を受けるはず。
知名度では、全然劣りますが、もし行く機会があればこちらも是非。そのまま残している
分、残酷です。帰国早々、まだ見たことがなかった広島の原爆ドームを10日後には
訪れたほど、強く考えさせられた旅であった。でも残酷度で言えば、カンボジアの映画にも
なったキリングフィールドやトゥールスレン刑務所のほうが辛いかなぁー。こちらは骸骨が
もろに何体も展示されてますから。
おっといつのまにやら、霊感の話から大きくそれてるー。まぁ、いいか半端帖なんだから。
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by kawapei | 2004-11-11 01:26 | 旅行 ヨーロッパ


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